滋賀県と岐阜県の県境にある自動車専用道路「伊吹山ドライブウェイ」をご存知でしょうか。
有料道路ですが、日本百名山である伊吹山をドライブしながら登っていくことができ、道中や山頂では様々な絶景を楽しめるドライブスポットなのです。
標高は約1,260mあり、夏の特定期間のみですがオールナイト営業を行っており、その期間限定ですが車中泊を楽しめることができるのです!
というわけで、今回は我が家が実際に伊吹山ドライブウェイのレポートと愛車での車中泊体験についてご紹介していきたいと思います。
伊吹山ドライブウェイの概要
滋賀県と岐阜県の県境をまたぐようにそびえ立つ伊吹山。料金所がある入口は岐阜県、頂上は滋賀県になります!入り口から山頂までは片道約30〜40分ほどの道のりです。
〒503-1501 岐阜県不破郡関ケ原町関ケ原 字寺谷1586
また伊吹山ドライブウェイは通行料金がかかります。
- 普通車・軽乗用車…3,140円(税込)
- 自動二輪およびトライク(126cc以上)…2,200円(税込)
料金の詳細については公式HPをご確認ください。
山頂駐車場について
ドライブウェイの終点は山頂駐車場になります。約600台もの駐車スペースがあり、かなり広いです!トイレ、スカイテラス(食事や売店)、展望台、徒歩で山頂を目指せる登山道入り口といった様々な施設がこちらに集約されています。
山頂駐車場のトイレについて
トイレの注意点としては、トイレットペーパーが備え付けられていないことです。霧が発生しやすいという山の特性のためのようです。
そのため、自動販売機にてトイレに流せるティッシュが販売されており、そちらで購入すれば使用可能です。
トイレは駐車場西側にあります。
伊吹山ドライブウェイの見どころ
伊吹山ドライブウェイは、その名の通りドライブしながら絶景を楽しめますが、その他にも楽しめる要素がたくさんありました。
ハイキングで山頂の景色を楽しめる
山頂駐車場の脇にある登山道より、伊吹山の山頂を目指すことができます。登山道は2つあり、勾配が急な分20分で到達するルートか、なだらかな道で40分のルートとあります。
道中では季節の花々や琵琶湖を眺めることができます。たくさんの方が登山を楽しまれていましたよ!
【2023年8月追記】山頂駐車場から登山しました!
2023年8月に再チャレンジしてきました!山頂駐車場から約30分程度で親子でも登れましたよ。見渡す限りの雲海にも出会え、最高すぎる夏の思い出になりました。
ぜひこの景色を実際に見てほしいです!
星空や雲海、琵琶湖の夜景まで
夏期のオールナイト営業では星空の観察ができます。レジャーシートを広げて寝転びながら星空を眺めている人もちらほら。
山頂駐車場では「星空生解説」と称して、実際の星空を解説付きで見ることができます。大きな双眼鏡や望遠鏡も用意されており、予約無し、無料で参加できます!
我が家も星空の解説を聞きながら望遠鏡をのぞかせてもらいました!家族連れの人たちも多く参加されていて、とても賑やかな雰囲気で楽しめました。
また、標高が高い場所なので雲海のチャンスも多々あります。山頂の駐車場から、なんと星空と雲海というコラボを楽しむことができました!幻想的な雰囲気でしばらく見入ってしまいました。
さらには琵琶湖の湖北を臨むこともでき、夜には夜景が見られます。贅沢すぎる!
期間限定でホタルも見られる
7月の中旬頃までは、さきほどご紹介した山頂登山道でヒメボタルの鑑賞ができます!
時間帯はだいたい23時〜翌日AM2時のようなので、まさにオールナイト営業ならではの楽しみですね。
ここにテキストを入力ホタルは懐中電灯等のライトで照らされると発光をやめてしまうとのことで、登山道入り口に赤いセロファンが用意されています。ライトに被せるように装着して、光を抑えながら鑑賞を心がけると良いかと思います!
あらかじめ赤いライトを用意してホタルを見に行かれている人もいらっしゃいました。
こんなライトですね、ヘッドライトなので登山などでも便利そうでした!
ホタルは登山道入り口からすでに何匹かチカチカっと光っていて、夏らしい夜の時間を過ごせました。
TOYOTA RAV4 Adventureで車中泊をしてみた
伊吹山ドライブウェイは夏の限定日に限りオールナイト営業を実施しており、そのタイミングなら車中泊が可能です!今回、我が家も様々な絶景を楽しむために愛車のTOYOTA Rav4 Adventure(ラブフォーアドベンチャー)にて車中泊に挑戦してみました。
4人家族、子どもは低学年です。誰かの参考になれば幸いです!
車中泊のために準備したもの
初めての車中泊ということもあり、簡易的ではありますが眠れる環境を整えるためにいくつかの準備をしておきました。
- インフレーターマット
- ラグ、ブランケット
- クッション
- ミニテーブル
- ソフトクーラー
- サンシェード
気温が低くないシーズンなのでシュラフは持参せず、マットとブランケット程度を用意しておきました。
インフレーターマットの上に敷いているのはコストコで購入したペンドルトンのレジャーシートです。撥水加工なのでジュースをこぼされても大丈夫でした。
車内でジュースやお水等をこぼすと何かと大変ですよね。撥水機能があるシートを車内に敷いておくのは大正解でした!オススメですよ。
また、伊吹山ドライブウェイは火気厳禁の場所なのでバーナーやコンロ等は持参せず、食事も事前に用意したものを持ってくるだけにしておきました!
車内のレイアウト
4人家族でSUVというさほど広くない環境だったので、今回はこのような横並びのレイアウトにしてみました。ものは試しですね。幅が狭いところは子ども、広いところは大人で横になりました。
細々とした荷物は運転席や助手席に置いたり、後部座席をフラットにしたときにできる足元の隙間に靴などを脱ぎました。
食事のときはミニテーブルをだして、子どもは車内、大人は腰掛けるようにして食べました。折りたたみの椅子も持参していたのでそれも使用しました。
一番下に敷いているのはハイランダーのインフレーターマットです。ハイランダーのギアについて書いている記事もあるので、こちらもぜひお読みください。
車中泊の感想
気温など比較的過ごしやすい環境だったこともあり、意外と眠れました。RAV4はミニバンのような広さはないため、低学年の子ども2人を含む4人家族にもなると身体を伸ばして寝るにはスペースが足りませんでしたが、足を曲げて横になれば朝まで特に問題なく過ごせました!
思っていたよりも楽しく過ごせたので車中泊、アリだなと思った体験でした!車のバックドアを全開にしながら景色を楽しむ時間は本当に贅沢でしたよ。
ただ、連泊となるとちょっとしんどいかもしれません。1泊程度の外出や仮眠ならOKだと思います!
まとめ|手軽な車中泊で絶景スポットに行ってみよう!
実際にこちらで過ごした様子をYOUTUBE「しらキャン」にて公開しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
車中泊はテントと違って設営の準備がほぼないため、手軽にチャレンジできるのも魅力ですね。ただ、季節によっては気温が暑すぎたり寒すぎたりすることもあるので、そのへんを注意しながらぜひお試しください!
また、夏しか味わえない夜の伊吹山も魅力がたくさんですよ!車中泊をせずに夜中に帰宅されている方もいたのでご自身のスタイルに合わせてお出かけしてみてはいかがでしょうか。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。