キャンプ人口の増加に伴い、冬キャンプに行く人も年々増えてきましたね。
虫がいない、暑くない、汗をかかないこの季節を好んで、むしろキャンプのオンシーズンは秋〜冬だ!という人も。(ちなみに我が家も秋冬キャンプ派です)
しかし、春夏キャンプに比べて荷物が増えるという新たな悩みが発生するのも秋冬キャンプならでは。
今回は寒い季節のキャンプの荷物事情と、我が家の事例や対策などをご紹介したいと思います!
冬キャンプで増える荷物とは?
それでは、冬キャンプで増える荷物はどんなもの?という点から考えていきます。
増える荷物①着替えやアウターがかさばる
まずはなんといっても服装の変化が一番大きいと思います。
- ダウン等のアウター
- 厚手のニット
- ボアブーツなど
冬は重ね着や厚手のものを着用するようになるので、(しかも翌日用の着替えの分もある)もうこれだけでかなり荷物が増えるのでは?また、靴もボアブーツやテント内シューズ等と防寒対策で用意する場合も。
増える荷物②お座敷スタイルのアイテムが増える
冬キャンプはテントの中でゆっくり過ごしたい。お座敷スタイルでこたつに入ってキャンプしたい。という場合にも準備すべき荷物が増えます。
- フロア用のラグ
- こたつ用のテーブルや毛布
- クッションやブランケット等の小物類
お座敷スタイルではラグやマットを敷いて、更に底冷え対策で銀マットを用意して…と色々な準備が必要。また、せっかくくつろぐならおしゃれにクッションやブランケットも用意したい。という願望も叶えようとすると、荷物もどんどん増えていきます。
増える荷物③一番マスト!暖房アイテムたち
冬キャンプのマストアイテム、暖房アイテム。寒い季節にはたとえキャンプに行かずとも、屋内でも必要なものたちばかりです。
- ストーブ
- ホットカーペット
- 就寝用の毛布やシュラフ
- 湯たんぽ
特に冬の夜はとても冷え込みます。気温がマイナスになるのは当たり前な世界です。特に就寝中の深夜の時間帯が一番気温が低く、下手したら寒くて眠れないなんて事態にもなりかねません。
冬キャンプを体調を崩さずに過ごすためにも暖房アイテムは必ずと言って良いほど大切なものです。
冬キャンプのために荷物を減らすには?
以上のように、様々なアイテムが必要になってくるために冬キャンプを積載を理由に諦めてしまう人もいるかと思います。
ただ、諦めるのはまだ早い!?持っていくアイテムを見直すことで積載問題がクリアできるかもしれません。
以下、我が家が冬キャンプの際に心がけているアイテムの選び方についていくつかポイントをあげてみました。
キャンプの調理器具を絞る!カトラリーも最低限に
キャンプ料理は楽しみの一つ。ダッチオーブンやスキレット等、様々な種類の調理器具がありますよね。
しかし、意外とかさばるのもその調理器具たち。どれもこれも持っていこうとすると積載が大変になってしまいます。
そこでおすすめなのが調理器具を絞って持っていくこと。一つのアイテムを上手に使い回せば荷物を減らせることにつながります!
ある時の我が家のキャンプを例にご紹介します。
その1|JHQ マルチグリドル
このマルチグリドルは本当にマルチ!何でも作れるだけでなく、デザインの良さからそのまま大皿としても使用でき、また焦げ付きにくいため洗うのもラクラクなんです。
- ステーキ等の肉料理
- ペッパーライス
- チーズダッカルビ
- 目玉焼き等の朝食料理
マルチグリドル本体もスリムなので収納にも困らず、まさに積載を減らしたい人にピッタリのアイテムだと思います!
その2|イワタニ 炉ばた焼器 炙りや
イワタニの炉ばた焼器炙りや。様々な食材を炙るように焼いて楽しめます。焼きながら食べられるので、冬キャンプでも食事が常にアツアツなのは嬉しいポイントです!
- 海鮮焼き
- 焼き鳥
- 焼きおにぎり
- 朝食マフィンサンド
サイズも大きすぎないので積載問題もOK。お座敷スタイルでこたつに入りながら食べる焼き鳥は最高ですよ〜!
小さなサイズのアイテムを選ぶ
冬キャンプの特徴を活かし、むしろ軽量化できるものがあります。予算に余裕があれば冬用に準備しても良いかも?
クーラーボックスをソフトクーラーに
例えばクーラーボックス。寒い時期に頑丈なクーラーボックスは実はあまり必要性がありません。なぜなら、クーラーボックスより外気温の方が低くなるからです。
お肉などのなまものはソフトクーラーに入れ、飲み物などはエコバッグ等小さくたためる袋に入れて持ってきても余裕で勝手に冷えます。
テント設営後、飲み物は冬の寒さに冷やしてもらいましょう。ただし、就寝時はテント内にしまっておくこと!(野生動物に荒らされる可能性があります)
化繊シュラフをダウンシュラフに
化繊は小さくならないので、思っている以上に場所を取りますよね。化繊シュラフをダウンシュラフに替えるだけでもかなりコンパクトになります!しかもちゃんと温かい。
人気なのはNANGAやmont-bellのダウンハガーといったところでしょうか。
ここで少しでも安く手に入れたい人へ。
筆者はナチュラムオリジナルのNANGAシュラフを所有しています。比較的リーズナブルな値段でGETできましたよ。
【アウトドア&スポーツ ナチュラム】
また、最近キャンパーから人気を集めているワークマンでもダウンシュラフを取り扱うようになりました。リーズナブルな値段で手に入れられるので、気になる方はぜひCHECKしてみてください。
電源付きサイトの場合は電化製品でコンパクトなものを
電源付きサイトを利用する人は、ぜひ電化製品を上手に活用して過ごしてみてはいかがでしょうか。
石油ストーブ→セラミックヒーター
石油ストーブ。冬キャンプの必需品ですが、結構荷物では大きな方になります。電源サイトではセラミックヒーターにするとかなりコンパクト!
横から見た図。比較するとその大きさの違いがわかるかと思います。灯油タンクも不要、しかも一酸化炭素中毒の心配がないので就寝時も安心して使用できます。
我が家も電源サイトのときはセラミックヒーターを利用していますよ!
電気毛布がコンパクトで温かい
電源サイトといえばホットカーペットが大活躍ですが、積載が心配な場合は電気毛布を使用してみるのはいかがでしょうか。
我が家はこたつキャンプの掛け布団や、就寝時のインフレーターマットの上に敷いて暖を取っています。ちゃんと温かいですよ!
また、電気毛布はホットカーペットに比べると消費電力が少ないのでポータブル電源でも一晩過ごすことができるのでおすすめです。
我が家はポータブル電源LACITAを愛用しています。こちらのアイテムについて詳しく書いているレビュー記事があるので、興味がある人は併せてお読みください。
冬に意外と使わないアイテムを把握しておく
冬キャンプで積載を減らしたいときは、本当に必要なものか取捨選択をしていくのも必要です!
冬はタープがなくても過ごせる
直射日光を遮るには必要不可欠なタープ。冬は使わないでも過ごせせます。なぜなら冬のキャンプはかなり寒いので、むしろ日光は天然のヒーターとしてありがたいからです。
また、その寒さゆえにテントの中で過ごす時間が必然的に増えてきます。テントにこもってキャンプを楽しむ予定ならタープはなおさら不要です。
ただ、雨キャンプを強行する場合は雨よけにタープがあると便利かもしれません。
冬は料理が一瞬で冷めるのでキッチンはいらないかも
あると便利なキャンプキッチン。ツーバーナーコンロをセットして、食材を切りながら料理するには本当にあると便利なアイテムです。
しかし冬キャンプの場合は、意外とキャンプキッチンは使わないかもしれません。なぜなら外であまり料理しなくなるからです。
せっかくキッチンで料理を作っても、テーブルに並べて「いただきます!」と食べ始めたらすでに冷え冷えになっていることが。我が家も冬キャンプでカレーを作った際、食べ始めにはカレールーがすでに固まり始めていました…。
冬は卓上コンロで温めながらの食事が一番美味しいです。特にファミリーキャンプのように子どもがいる場合は、すぐに真っ暗になる冬の外での食事よりも、灯りがあるテントの中で温まりながらの方が安心ですよね。
先程紹介したイワタニの炉ばた焼き炙りやでも良いですし、鍋料理を囲いながらの食事も冬の醍醐味で美味しいです。
卓上コンロ、我が家はイワタニのタフまるを使用しています。
おすすめのキャンプ調理器具について書いている記事があります。そちらにタフまるについても詳しくレビューしているので、よろしければこちらもぜひ読んでみてください。
まとめ|積載で冬キャンプを諦めない工夫をしよう
冬キャンプになると、あれもこれも必要じゃないか、と心配したり不安になる気持ちがあるかと思います。
最初は標高の低いキャンプ場を選び、かつ電源サイトで自宅でも使えるホットカーペット等の家電製品を上手に使いながら様子を見て、少しずつ自分のキャンプスタイルに合うアイテムを取捨選択していけば良いかな、と思います。
標高が高くなると、気温はもちろん雪の可能性も出てくるため必要なものがどんどん増えてしまいます。(またシュラフ等も高級な値段のものを使わないと寒くて眠れないかも…)
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。