キャンプに行くと、まず最初に行うことはもちろん設営。テントを張って、ギアを並べて、時にはタープ、と色々な準備をしますよね。
そんなとき、意外と時間がかかるのがテントを張る前の「レイアウト構想」ではないでしょうか?
どんなふうに設営しようか、テーブルやイスはどこに置こうか、キッチンはどうしようか、動線は?
と、設営以前のシンキングタイムに30分かかるなんてこと、ありませんか?(我が家も長考したことがよくあります)
そこで今回は、キャンプに何十回も行った我が家のキャンプでのレイアウトを公開したいと思います!
ちなみに我が家は2つのテントを所有しており、季節や天候、ロケーションによって使い分けています。
- ツールームテント…DOD カマボコテント2(現行品:カマボコテント3)
- ワンポールテント…NORDISK アスガルド12.6
さらに、今回はNORDISKのタープ、kari20(カーリ20)によるタープのアレンジもご紹介します。
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ツールームテントのレイアウト
まずはツールームテントのカマボコテント2を使用した際のレイアウトです。ツールームテントの利点はリビングルームが広いこと。
タープが無くてもテント内でリビングを含むレイアウトが完結出来るので、区画サイトのように設営エリアが限られている場合には特に役に立ちます。
それでは早速お見せしたいと思います!
基本的なツールームテントのレイアウト
ある日のツールームテント内のレイアウトです。季節は初夏。写真の手前に少し写り込んでいるモノは就寝時用のインナーテントです。
ポイントはこちら。
- 調理から収納までの役割を果たすキッチンスペース
- 食事や団らん用のダイニング
キッチンスペースを有効活用。収納も兼ねて一石二鳥
ツールームテントの限られたスペースを有効活用するにあたって、キッチンはかなり重要な役割を果たしてくれます。
我が家はDODのクッキングキングを使用。こちらで調理が出来るだけでなく、大容量の収納も兼ね備えているので荷物の整理整頓にかなり役立ちます!
キッチンの場所を取りすぎないのでテント内を移動する際の動線の確保はもちろん、精神的にも窮屈に感じることがないのでストレスも感じません。
また調理の際に匂いや油などが発生するので、テントのメッシュや窓の近くにキッチンを設営することもポイントです。
クッキングキングにはバーナースタンドが付属しているのでツーバーナーコンロをセットすることができますが、不要の時はバーナースタンドは取り付けず、その分もっと広く空間を使えます。
そのときの写真がこちら。
この日は卓上ガスコンロの「タフまる」を使うキャンプだったのでバーナースタンドは取り付けませんでした。最初に紹介したテントレイアウトより少しスッキリしています!
ぜひキャンプで活用できるキッチン、チェックしてみてください。
ちなみに、クッキングキング等の買ってよかった調理器具について詳細にレビューしている記事もあるので、よろしければぜひこちらも御覧ください。
食事や団らんにかかせないダイニングも大事
せっかくキャンプに来たら、自然を楽しみながら食事やコーヒタイムも満喫したいですよね。なのでダイニングのスペースはしっかり確保することをオススメします。立ったり座ったりと移動が多いことも想定されるので、イスの後ろは隙間を空けて動線を確保しておきましょう!
また、季節によっては夕方頃から結露が始まります。そのためテントの表面が濡れていることも。
ダイニングスペースがあまりにテントの表面に近すぎると、気がついたら洋服やテーブルが濡れてしまっていた、なんて可能性もあるので、イスとテントの間隔も注意しておきましょう!
ツールームテントでのお座敷スタイル
ツールームテントでのお座敷スタイルもオススメです。
こたつに入りながらキャンプをしたい場合はもちろん、まだ子どもが小さくてハイハイやゴロゴロできる環境がありがたいという場合にもこのスタイルは活躍するのではないでしょうか。
レイアウトポイントはこちら。
- イスを使用しない場合はフロアにクッション性をもたせる
- テント内とテント外に置くアイテムをそれぞれ決めておく
イス不要で広々スペース!フロアは過ごしやすい工夫を
お座敷スタイルの場合、イスは無くてもOK。そのため、より広々としたスペースで過ごすことができます!
しかし注意しておきたいのはフロアのクッション性。地面が固い場所や砂利サイト等の場合は長時間座り続けると痛みが生じてしまいます。
また寒い時期には地面から冷気が上がってくるため、寒い思いをしないためにも断熱性が重要です。そういった面でもフロアの対策をしっかりと行う必要があります。
銀マットやラグを敷いて、フロアにクッション性と断熱性を持たせるとかなり過ごしやすくなります!
フロアをオシャレに出来るアイテムが「ファッションセンターしまむら」でも購入できます!こちらについて詳しく書いている記事があるので、興味がある方はこちらの記事も是非ご覧ください。
テント内とテント外に置くアイテムを前もって決めておく
せっかくお座敷スタイルにしたから広く使いたい!という場合は、あらかじめテント内に置くギア等を決めておくとレイアウト決めがスムーズです。
こちらの写真の場合、焚き火台は当然外ですが、イスやキッチンも屋外に設置することでテント内のスペースを広く取りました!
また就寝時に外に出しているギアとテント内に片付けておきたい人は、テント内に土間スペースを作っておくと、そこにササッと移動させることができます!
靴も置いておけるので土間はぜひ作っておきましょう。
アスガルド12.6のレイアウト
お次はワンポールテントのアスガルド12.6を使用したレイアウトのご紹介です。
手順がシンプルな分、簡単に設営できることがメリット。我が家が使用しているアスガルドはフロアを付けており、おこもりキャンプの秋冬シーズンに重宝しています。
アスガルドについては別記事にて詳しくレビューしております。もし興味がある方はこちらもぜひ御覧ください。
タープ無しの場合
まずはタープ無しのレイアウトです。肌寒い季節はタープを使用しないことも多々あります。ペグやロープが少ない分、レイアウトの自由度が増すメリットがあります!
当然ですがデメリットとしては突然の雨などでギアが濡れるおそれがあること。天気予報をよくチェックし、タープの有無を判断すると安心です。
テントの大きさは約4m×4mなので、テント内に余裕をもたせるためキッチン等は外に設営しました。かなりスペースがありくつろげます!
コタツとインフレーターマットダブルサイズ×2、ストーブやボックスを置いても窮屈に感じません。ただ入り口手前には砂やゴミが入りやすいので、敷きマット等で対応しましょう!
カーリ20との連結の場合
写真はNORDISKのタープ、kari20(カーリ)と連結した際の基本的なレイアウトです。
- とにかく設営が楽
- 雨天時に濡れずに移動できる
- ダイニングやリビング等と区別をつけやすい
何より最大のメリットは設営がとにかく簡単なこと。アスガルドとカーリの連結の場合は、タープとの連結部分がすでに固定されている状態。そのため、反対側のポールが調整しやすいのです!
もちろん設営だけでなく、雨天時に濡れずにキャンプ出来ることや、ダイニングやリビングといったレイアウトをはっきり区別しやすいこともメリットです。
タープ連結のアレンジとしてポールを2本使用したパターンもあります。
こちらのメリットは全体的に天井が高くなることでより動線が確保されること。背中にタープがぶつかるシーンが格段に減ります。
動線を重視したい人にはオススメの張り方です!
カーリ20のタープアレンジ|家族〜グループまで3選
何かと便利なカーリ20。4×5mという大きなサイズのレクタタープですが、4人家族での使用だと余裕がある使い方が出来るだけでなく、グループキャンプでもかなり活躍してくれます!
その中でもこの張り方は便利だな、過ごしやすかったな、とオススメしたいカーリ20によるタープアレンジを3つご紹介したいと思います!
カーリ20のタープアレンジ1|天井UPで動きやすく
ポールを3本使用してテントと連結した張り方です。両サイドに2本、正面に1本。
こちらのタープアレンジのメリットは天井がとにかく高いこと!端の方に荷物を置いても干渉しません。そして動線もバッチリ。
特にタープで過ごす時間が長い時や、ギアをたくさん並べる予定がある時にオススメです!窮屈感も無く過ごせました。
4人家族の我が家ですが広く使えました!6人くらいでも無理なく過ごせそうです。
通常のタープの張り方に比べ、難易度もさほど変わらないのでチャレンジしやすいです。ポール3本お持ちの方はぜひお試しください!
カーリ20のタープアレンジ2|目隠し出来る陣幕風に
ポールを4本使用し、後ろを下ろした状態で張るアレンジです。手前と中央の箇所にそれぞれ2本ずつポールを使用し、下ろす場所はガイロープをペグで固定します。
こちらはテントとは連結しない、タープ単独での使用です。テントを使用しないデイキャンプ等にもオススメ!
こちらのアレンジのメリットは陣幕のようにプライベートをしっかり確保できること!
写真の通り、スペースも問題無く確保できます。
区画サイトのように他のキャンパーさんとの距離が近い場合や、人通りが多いサイトでキャンプする場合のように、人の目が気になってしまうこともあるのではないでしょうか?
テントの中で過ごすだけならまだしも、タープの下でもゆっくり過ごしたい人にはオススメしたいアレンジです!
正面には絶景。せっかくのキャンプの景色、自分だけの世界に入り込んで堪能したい方は是非このアレンジをお試しあれ!
ちなみに、こちらの絶景キャンプ場は岐阜県にある椛の湖オートキャンプ場です。気になる方は別記事にてこちらのキャンプ場についてレビューしているのでぜひご覧ください!
カーリ20のタープアレンジ3|グループキャンプに
最後に紹介するタープのアレンジはこちら。ポールを4本使用です。両サイドに2本ずつポールを立て、全体をガイロープ調整して固定すれば完成!
こちらのアレンジはグループキャンプ向き。スペースがとにかく広く、大人数でも使用できます!
2家族でのグループキャンプ時での1枚です。親子合わせて8人もいますが全く狭さを感じませんでした!
タープ内の様子はこんな感じです。
4人用テーブル2つも余裕で並べることができます。カーリ20の広さを活かせる張り方です!
タープの中でもちょっと高級な部類に入ってしまうかもしれませんが、機能的だけでなく見た目もオシャレで愛着がわきます。
我が家は買って良かったー!と大満足なギアです。
まとめ|レイアウトを生かして快適なキャンプ時間を
季節、天候、キャンプのメンバー。TPOによってレイアウトを変える楽しみもキャンプの醍醐味ではないでしょうか。
我が家もまだまだ色々なレイアウトにチャレンジして、レパートリーをどんどん増やしていこうと思っています!
季節でのレイアウト使い分けの記事もありますので、よろしければぜひこちらも御覧ください。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。