キャンプシーンにおいて、電源が必要なタイミングや状況ってありませんか?
例えば我が家の場合は必需品のスマホ、写真撮影を楽しみたいときのカメラ、子どもたちが動画を見るためのタブレットの充電。
冬だとホットカーペットや電気毛布の使用に必要だったりします。
高規格なキャンプ場だと、電源付きサイトを利用すれば充電や電化製品の使用が可能ですが、電源が無いキャンプ場もたくさんありますよね。
LACITAのポータブル電源 エナーボックスの概要
我が家が選んだポータブル電源はLACITAの「ENERBOX-01」エナーボックスです。
スタイリッシュな見た目で意外とコンパクト。派手ではない分、テントレイアウトでも主張しすぎず無骨スタイルにも馴染みそうです。
重さは5kgのようですが、実際に女の私が持ってみてもそんなに重たくないです。持ち手がしっかりしているので持ち運びも全然楽ちんです!
エナーボックスの容量はどのくらい?
さて、こちらのエナーボックスのバッテリー容量ですが、公式によると444Wh/120,000mAh とのこと。
これがどのくらい使えるのかというと、
- スマホのフル充電が約30回
- 扇風機(20W)が約20時間
- プロジェクター(50W)が約8時間
- 電気毛布(18W)が約20時間…
といったように、キャンプで1泊するなら充分の容量であることがわかります。ソロキャンプなら余裕ですね!
エナーボックスの充電はだいたい7時間くらい
エナーボックスをフル充電すると、だいたい7時間程かかります。充電用のアダプタが同梱されているので、そちらで毎回充電しています。
ちなみに充電の際、エナーボックスから結構大きな音量で「ヴォーン」という音が出ます。例えるなら冷蔵庫の音が大きくなったような感じです。そこまで気にはなりませんが、少しビックリするかもしれません。
LACITAのエナーボックスを冬キャンプで使用してみた
さて、我が家はこちらのエナーボックス、特に冬キャンプの場面で重宝しています。就寝時の際の底冷えを防ぐため、電気毛布を使用したいからです。
冬キャンプは基本的に電源付きサイトを利用するようにしていますが、電源が無いキャンプ場等ではポータブル電源はマストなアイテムなのです。
セミダブル電気毛布2枚をエナーボックスで利用した結果
上記で電気毛布は18W(中)で約20時間と紹介しましたが、我が家の場合は4人家族での利用になるので弱で使用するようにしています。
我が家の場合はセミダブルサイズの電気毛布を2枚同時に使用します。
使用電力は弱で約8Wh×2枚=1時間あたり約16Whと予測。
電気毛布を使用する際、気をつけていることがあります。それはポータブル電源本体が冷えないようにすること。エナーボックス本体が冷えてしまうと、容量の減りも速いようです。
そこで、我が家は寒い冬に使用する際は、保冷バッグにホッカイロを入れ、その中にエナーボックスを入れて冷えないように工夫しています。
この状態でセミダブルサイズの電気毛布を2枚、弱で電源を入れます。
最低気温−1℃の夜に使用。
結果…使用できたのはおよそ8時間程度。
計算上だと20時間以上は使用可能なハズですが、やはり気温などの条件によってかなり左右されるなと思いました。
それでも、8時間使用できれば一晩は問題なく過ごせますし、夜中に寒くて眠れないといったこともないのでその点は安心できます。
【2022年3月追記】最低気温8℃の夜に再び検証
真冬の防寒用にエナーボックスをいつも使用していましたが、最低気温も少しずつ和らいできたタイミングで再び検証してみました!
最低気温8℃の夜に使用。
結果…約8時間使用で約6割消費(残り4割程度)
氷点下を超えない、最低気温が少しずつ高くなる3月に、同じ条件でダブルサイズ電気毛布を2枚、更に今回はスマホの充電も1台同時に使用しました。
それでも前回に比べると残量が多くなる結果に!やはり気温で消費電力がかなり左右されることが分かりました。
真冬だと1泊の夜の防寒用、それ以外だと連泊での充電や軽めの防寒用、という風に使い分けても良いかもしれません。
冬キャンプを暖かく過ごすためのアイテムを別の記事でも紹介しています。よろしければそちらもぜひ御覧ください。
スマホやカメラ等の充電は気にせず何度も出来る
電気毛布を使用しない、比較的暖かい時期はエナーボックスは気にせず使用できます。
2泊3日でキャンプに行った際、カメラを3回分、スマホを4回分、タブレットを3回分充電しましたが、エナーボックスの容量が減ったのは1メモリ分のみ。
LACITAのポータブル電源エナーボックスのデメリット
さて、ここまでエナーボックスの実際の使い心地をご紹介しましたが、個人的に感じたデメリットをいくつか挙げていきます。
エナーボックスのデメリット1|冬の連泊では容量が足りない
まず、率直に感じたことがファミリーキャンプにおいて冬での連泊には不向きだということ。
ソロキャンプ、またはデュオキャンプなら容量が足りるかもしれませんが、複数人で利用する場合はもっと容量が多いポータブル電源を選ぶ必要があるかと思います。
こちらで挙げたデメリットは、エナーボックス自体の問題ではなく容量が冬に不向きだという意味なので、他メーカーにおいても同じことが言えます。
ただ、エナーボックスには別途ソーラーパネルも販売されているので、そちらを併用していけば連泊に対応できるかと思われます。
エナーボックスのデメリット2|残量が大まかにしか分からない
エナーボックスの残量は、青いランプの点灯で判断します。ランプは全部で5つあるのでそちらを見て把握するのですが、他メーカーのように詳細にデジタル表示されないので大まかにしか把握できません。
およそ20%ずつの残量で判断することになりますが、もっと具体的に残量が知りたい!という方には分かりづらいかもしれません。
他社のポータブル電源と比較してLACITAに決めた理由
ポータブル電源といえば、JackreyやPowerArQ等も人気ですよね。多くのメーカーが販売している中、我が家がLACITAを購入した理由をいくつかご紹介したいと思います。
選んだ理由1|日本メーカー製というアフター面の安心さ
まず1番に選んだ理由として。「日本メーカー」という安心さです。
他社の海外製品のポータブル電源も検討しましたが、アフターが充分でない口コミもあり、その点が懸念でした。
こちらは日本メーカー製ということもあり、アフター保証もしっかりしているとの記載もあったため、その点を心配せずに安心して購入できると思いました。
メイド・イン・チャイナという表記がありますが、日本のメーカーが企画開発し、中国で製造したということになります。
購入して1年以上が経ち何度も使用していますが、今の所は問題なく使用できています。そのためアフターにはまだお世話になっておりません。
選んだ理由2|見た目がスタイリッシュでどこにでも馴染む
他メーカーは可愛らしいデザインのものから、派手な配色のものまで様々なラインナップがありますが、その中でもシンプルなデザインで、小ぶりなエナーボックスが目を引きました。
キャンプではもちろん、自宅でもさり気なく置いていても違和感なく馴染みます!コンセントが届かない場所で、電源を使いたいときにサッと使用できるので助かっています。
選んだ理由3|安全性の高いリチウムポリマー電池を採用
従来のポータブル電源は、リチウムイオン電池を採用していることが多いのですが、LACITAのエナーボックスはリチウムポリマー電池です。
最新の電気自動車にも採用されている電池で、安全性がかなり高いようです。
LACITAのポータブル電源エナーボックスレビューまとめ
年間のキャンプを通してエナーボックスを様々な条件下で使用してきましたが、メリットもデメリットも含めて満足しています!我が家のファミリーキャンプでは充分活躍してくれています。
防災グッズとしてポータブル電源を自宅に置いておくのも安心できるので、ぜひオススメしたいアイテムです!
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
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