虫も少ない、汗もかかない、焚き火と星空鑑賞が楽しい冬キャンプ。
ですが、キャンプ初心者の頃は「興味はあったけれど、寒くて寝られないんじゃないか?子どもが風邪引かないかしら?」と手を出せなかった冬シーズン。
そんなファミリーキャンプ歴3年目の我が家が、冬キャンプを楽しむためにしている対策やアイテムを紹介したいと思います!
冬キャンプは電源サイトで暖房アイテムを使おう
冬キャンプに挑戦したいけど寒さが不安…という方は、電源付きサイトを利用することからオススメします!
電源が使えるということは、電化製品で暖を取ることができるということ。
ホットカーペット、電気毛布、セラミックヒーター等があるだけでも全然違います!
まずは無理なく使えるものは使いながら様子を見ていって、それから本格的に冬キャンプに挑戦する!と決めてから冬用のギアを色々と準備する方が安心じゃないでしょうか?
それでは、冬キャンプで我が家が重宝している電化製品について紹介したいと思います。
お座敷スタイルでも寝る時でも使える!ホットカーペット
キャンプでは勿論、家庭でも使える電化製品ホットカーペット。もうこれがあるだけでかなり違います。我が家は3畳サイズを愛用しています!
約2.3m×2mのサイズ感は、ダブルマット2枚分の幅で4人家族の我が家にはピッタリ。
就寝時には、インナーテント内にホットカーペットを敷いて、その上にインフレーターマット、シュラフの順に重ねています。
お座敷スタイルにしてホットカーペットの上でくつろぐも良し、寝る時に底冷えを防ぐためにシュラフの下に敷くも良し。
ホットカーペットはタイマー機能が付いているものがほとんどなので、切り忘れの心配が無くて安心ですが、
逆に就寝前に電源を入れ直さないと夜中に電源が切れて寒くて目が覚める、ということもあるのでタイミング等の工夫が必要です!
軽くてしっかり暖かい電気毛布はキャンプでも活躍!
ホットカーペットほど厚みは無いけれど、軽いから敷いたり片付けたりする手間がラクな電気毛布もキャンプにオススメです。
4人家族の我が家は、セミダブルサイズを2枚使用しています。
こちらも就寝時にシュラフの下に敷いています。温度は弱〜中程度で使用。底冷えを防いでくれ、ほんのり暖かいのでしっかり眠れます!
キャンプで使えるだけでなく、自宅で就寝前に電気毛布を使って事前に温めておく、といった使い方もできます!
ポータブル電源で使用するなら消費W数が少ない電気毛布で
電気毛布の消費するW数は1時間あたり約5〜50W程度。
ホットカーペットに比べて少ない消費電力なので、ポータブル電源でも一晩は過ごせます!
我が家は日本製のポータブル電源、LACITA(ラチタ)を使用しています。
LACITAを利用し、セミダブルの電気毛布を2枚、弱で設定し就寝していますが、およそ7時間程度使えます。
就寝直前からの使用でなければ電力が足りないのがネックですが、それでも電気毛布2枚を使えることはかなりのメリットです。
LACITAエナーボックスについて詳しくレビューした記事もございますので、よろしければこちらもぜひ御覧ください。
石油ストーブはマルチなアイテム!冬キャンプの必需品
冬キャンプに行くなら、ぜひともGETしておきたいアイテムがこちら。あったかキャンプの強〜い味方、ストーブです!
ストーブは冬キャンプを何倍も楽しむことができる、まさに必須アイテム!注意すべき点は沢山ありますが、それ以上にメリットもあるので併せて紹介したいと思います。
メリット1|石油ストーブはとにかく暖かい
まずは何よりも暖かい!テントの中がほんのりした暖かさで丁度良い感じです。
いわゆる「対流式」ストーブで、あまり暖かくないという意見もあるようですが、我が家のテントのサイズでは充分な暖かさでした。
2ルームテントのDODカマボコテント、
ワンポールテントのNordiskアスガルド12.6を使用した際の感想です。
空間をより早く暖めたい、というときはストーブの上に置くタイプのストーブファンを使用して暖かい空気を循環させるのもオススメです。
ストーブの熱が伝わって回る仕組みなので電池は不要です。
このファンがあると空間全体がしっかり暖まります。
当然、ファン本体は熱くなります。必ず使用後は冷めるまで置いておきましょう!
メリット2|ストーブで料理やお湯を沸かすこともできる
暖を取るだけでなく、ストーブを利用して簡単な料理や、やかんを置いてお湯を沸かすことも出来ます!
サツマイモを濡らしたキッチンペーパーで包み、更にアルミホイルで包んで20〜30分ほど置いておくと焼き芋が出来たり。
クッカ―にアヒージョの材料を入れ、それをストーブの上に置いて加熱すると美味しいアヒージョも作れちゃいます。
他にもアルミホイルを敷いてお餅を焼いたりも出来ますよ。暖かいだけでなく料理も食べられるなんて、夢のようなアイテムですね。
トヨトミのレインボーストーブは明かりの役割も!
ストーブの光って、意外と明るいんです。
特に我が家が愛用しているトヨトミレインボーストーブ、約40W相当の明るさを兼ねているとか。一般的なサイズのテントなら、結構明るくなるのではないでしょうか。
石油ストーブの注意点1|一酸化炭素中毒に注意
テントの広さならすぐに暖まるストーブですが、その分気をつけなければならないのは一酸化炭素中毒です。
必ずテントのどこかをメッシュにするだけでなく、こまめな換気を行うことで一酸化炭素中毒を予防しています!
適度に換気を行わないと、吐き気や目眩、酷い場合は命に関わるケースもあります。
一酸化炭素中毒になりかけていても、最初は自覚が無い場合もあるようなので、「一酸化炭素チェッカー」を準備しておき、テント内に設置しておくと安心です!
※換気が出来ない就寝時はストーブを切って寝るようにしています。
石油ストーブの注意点2|灯油の取り扱いに注意
石油ストーブに使用する灯油。こちらの取り扱いにも注意をしています。
車に乗せて持ち運ぶ際、灯油が漏れるケースがあるため、一般的には灯油をストーブ本体に入れたままの運搬を推奨していません。そのため灯油を持ち運ぶタンクが必要になります。
サイズは5Lあれば1泊のキャンプには充分です。
タンク一体型ストーブは入れたまま運んでも漏れない
上記のように紹介したものの、我が家はストーブに灯油を入れた状態で運んでいます。
というのも、我が家の愛用しているトヨトミのレンボーストーブはいわゆる「タンク一体型」。本体そのものに灯油を入れてしっかり蓋をする構造なので漏れにくいのです。
「タンク別」の構造のストーブは絶対に漏れるそうなので、こちらは必ずタンクに灯油を入れて別々に運ばなくてはなりません!もしも車中で漏れたら悲惨です…!
ストーブの持ち運びにトラッシュボックスが使える
ちなみに専用のケースもありますが、中々良いお値段します。
なので、我が家はこちらのトラッシュボックスをケースの代わりに使っています。
持ち運びに便利なだけでなく、キャンプ場ではゴミ箱として使えるので中々便利なアイテムです。しかもフタ付き!
念の為、持ち運びの際は更にビニール袋等に入れていくと精神的にも安心できると思います。
冬キャンプの強い味方、湯たんぽ!
昔から愛されているアイテム、湯たんぽ。初めて使った際、思っていた以上に温かくて驚いた記憶があります。
昔ながらのお湯を入れて温まるものから、最近では充電式のモノもあります!我が家は昔ながらの湯たんぽを利用しています。
湯たんぽに水を入れ、ガスコンロやストーブの上に乗せて置いて温めたりしています。
加熱すると大変熱くなるので、必ず袋に入れ、直接肌に当てないようにしましょう!やけどする恐れありです
こたつのようにテーブルに毛布やシュラフ等を挟み、中に湯たんぽを入れておくと、本物のこたつ程では無いですがほんのり温かいです。
就寝時にはシュラフの足元の方に湯たんぽを入れておけば、朝まで温かいのでオススメです!
電源付きサイトなら、充電式の湯たんぽを利用するのもアリだと思います!
実は…冬キャンプアイテムは防災グッズにもなる!
冬キャンプで使えるアイテムたち。実は防災グッズにもなります!
もしも災害によって停電が続いたら…、ガスが止まったら…!
でも、先程の冬キャンプのアイテムたち。災害時に役に立つかも!?
- ポータブル電源…貴重な情報源を得るスマホを充電
- ストーブ…暖を取る、料理が出来る、明かりになる
- 湯たんぽ…暖を取る、ぬるくなったら残り湯を洗顔等に使える
などなど、冬の災害時に役立つものが沢山あります。もちろん日常生活でも使えます。
ランタンやカセットコンロ等、普段のキャンプで使っているモノも災害時に活躍しそうですね!
キャンプに限らずいざという時にも使えるモノたちばかりなので、準備しておいて損は無い!と思います。
キャンプギアを買いたいのに家族を説得したいそこのアナタ、
是非「防災グッズ」というワードでのプレゼンはいかがですか?笑
まとめ:しっかり準備して冬キャンプを楽しもう
子連れでの冬のファミリーキャンプ、初めてチャレンジしたときは不安な要素が沢山ありましたが、冬のアイテムをしっかり揃えて行くと安心して楽しむことができました。
しかもキャンプだけでなく、日常生活や災害時にも役に立つものばかりなので一石二鳥ですね!電源サイト等も上手に利用して、ぜひ冬キャンプを楽しまれてみてください〜!
当サイトの筆者インスタグラム(@shirachan_camp)も遊びに来てくださいね!
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。